大隅半島ツーリングPt.

 

疲れていても、前夜遅くまで飲んでいても、決まった時刻に目が覚める。悲しきおっさんのさが。

てなことで目覚ましもかけてないのに6時に起床。外を覗いて見てみると、幸いな事に前日からの雨は上がり晴れ間も見える。

出発時点で宿以外のルートは決めていなかったのだが、今回は大隅半島を巡ってみる事に決定。

指宿からバイクで15分程の山川港から、大隅半島南部の根占港まで南九フェリーが運航しているので、その船便を利用し薩摩半島から大隅半島へ。

前夜に宿のオーナーから『南九フェリーは車優先なので、バイクは早くいかないと積み残されるよ』と聞かされていたので、8時の出港時間より1時間早く、7時に到着するように6時半頃には宿を出た。

天気は良くなったが、前日までとは空気が入れ替わり、風が冷たく肌寒い。予定通り7時には山川港到着。当然一番乗りと思いきや、もうすでに先客が。

TCとエボのFLとフォーティーエイトの3台。この後続々とバイクが到着し最終的には10台以上に。極小サイズのフェリーはバイク&車を満載して定刻8時に山川出港。

港を出ると北西風が強く、錦江湾を横切る船に白波立った横波が打ち寄せ、小さな船は大揺れに揺れました。

喫水線と車両甲板が近い為、船が大きく揺れる度に甲板を海水が流れ、ちょいと不安。ほんとハーレー多いね。

船足は遅くドンブラドンブラという調子で進むので、距離は短くとも50分の船旅。根占港は短い防波堤で仕切られた小さな港でした。

根占港から本土最南端、佐多岬を目指し佐多岬西岸の国道を南下。やはり昨日に比べると大分寒い。対岸に見える穏やかな薩摩半島と比較すると、海際まで山が迫る大隅半島は、険しく荒々しい感じがする。国道沿いとはいえ殆ど人家も無く、南へ下がれば下がるほど人煙まれとなり寂し〜くなる。

昨日のエンストがあったので、もしこんな人里離れた場所でトラブったらと不安になりながらも1時間程で無事佐多岬到着。

車両の乗り入れができるのはこちらの駐車場までで、ここから先は徒歩で岬の先端付近まで行けるのですが、現在施設改良工事中の為この先は立ち入り不可。

展望台から見る灯台の向こうには、我が家のある種子島が横たわっているのが薄っすらと見えます。いつも高速船やフェリーなど海上からは見慣れた佐多岬ですが、陸から眺めるとまた違った雰囲気で、こんな場所だったのかと感無量。

佐多岬周辺まで南下すると、周囲の山や道路脇の植物の樹相が変わり、種子島と同じように亜熱帯性の植物が多くみられました。

佐多岬周辺でもう1か所気になっていたのが、いつも洋上から見える釈迦涅槃像。船の上から『あれはいったいなんなのか?』といつも気になっていた建造物がありました。それがここ。

どうやら宗教施設らしい。面白そうなので行ってみた。国道から荒れた脇道に入って4キロほど。当然周囲に民家は無く、山深いクネクネアップダウンの酷道をしばらく行くと。突然馬鹿でかい門の前に出た。

なんだか良く判らない様式の大門だが、特に機能している様子は無い。無人で特に進入禁止とも書いていないので、横を通り過ぎ先へ進むと、大きな駐車場にたどり着いた。そしてその先には、いつも海から見える巨大な涅槃像が、コンクリート建造物の上に横たわっている。

広大な施設と駐車場だが、自分以外には人気が無い。しかしここから見る対岸の開聞岳は美しかった。

結局宗教施設という以外何だか良く判らないが、それ以上深入りしたくも無いので早々に退散。往きに来た道を根占まで引き返す頃には昼も近くなり、少し早めの昼食。刺身定食1100円。

店構えも綺麗だし、お客さんも入っていたのでと期待した割には・・・ちょっとショボい。

昼食後、これまで走った海沿いのR269からR448へルートを変更、大隅半島南部を横断し東海岸へ。このR448へ入って以降、バイクどころか車とも殆ど出会わず。道路も整備されて非常に走りやすいのに、この交通量の少なさにはかなり驚かされた。

午後からは風も弱まり、雲一つない快晴。牧歌的な風景の中一人淡々と走ります。そしてトンネルを抜けるとバ〜ンと海に出た。

いつも海は見慣れているが、それでもこうやって突然海が出てくると、やはり胸が高鳴るものです。この解放感はツーリングの醍醐味ですね。

手つかずの自然が残る大隅半島。非常に美しい岸良の海岸。

とにかく車が少なく、殆ど誰ともすれ違わない。種子島で田舎慣れはしているつもりだが、この辺りの僻地具合はかなりのもの。

肝付町の内之浦宇宙観測所。

種子島宇宙センターと並ぶもう一つのロケット基地。こちらは小型ロケットの打ち上げが専門。有名な『はやぶさ』もここ内之浦から発射されました。先を急ぐので見学はパス。

内之浦町からは国見トンネルを抜け、大隅半島内陸部へ。トンネルを抜けると急に交通量が増え、山を一つ越えるだけだがその差に驚く。広い台地上の大隅最大の市街地、鹿屋を抜けて西海岸の垂水へ。鹿屋から垂水までの国道は交通量と信号も多く、走っていてもあまり楽しくない。

垂水港到着が3時半。垂水から対岸の鹿児島市街地の鴨池港までは頻繁にフェリーがピストン運航していて、殆ど待ち時間無しの到着10分後にフェリーは出港。

雄大な桜島を横切るように船は錦江湾を進みます。所要時間は30分。

噴煙を上げる桜島。生活しているこんなに身近に火山があるというのは、他所では見られない鹿児島ならでは風景。灰が降ったりと迷惑な事も多いようですが、鹿児島の人達にとっては単なる山以上の存在な桜島。正に鹿児島のこころ。

垂水フェリー名物のうどんを食す。冷えた身体に肉うどん。美しい景色を見ながら最高です。

夕日に照らされる鹿児島市街。やっぱり船は良いものですね。

フェリーが到着する鴨池港は、周辺にショッピングモールなどがあり、連休中日の夕方とあって、いきなり渋滞に巻き込まれる。都市部でバイクを運転しなくなってはや10年近く。疲れたのなんの、もうハーレーでは都市部に近づきたくない。

昨日と同じ海沿い南下ルートにて指宿へ。今日は打って変わって美しい錦江湾。昨日のエンスト場所を横目に見ながら苦笑い。今日は当然エンストする事も無くスイスイと指宿には6時に到着。今日のお宿も昨日と同じく『ライダースイン指宿』。早朝から走り回った疲れを癒しに温泉直行。昨日は砂蒸し温泉、本日は市営の元湯へ。

公共の温泉はやっぱり良いね。こじんまりとした温泉で地元の人の利用が多い様ですが、雰囲気や泉質は最高。奥が熱めで手前がぬるめ。

温泉でさっぱりした後は、やっぱりビールと美味いもの。昨日は断られた人気の居酒屋さん。今日はなんとかカウンターへ割り込めました。

この刺身の船盛が500円はヤバい!お店が人気なのが頷ける。美味い酒に美味い肴で満腹、満足。後はお宿へ帰ってばたんきゅ〜にて2日目終了。

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大隅半島ツーリング Pt.1

 

先週末の11月3〜5日。思いがけず3連休が取れたので、先月に引き続き島外ツーリングに出掛けました。 

10月はツーリングから戻って以降雨が続いて、しかも台風21号22号と連続で種子島に襲来。週末は全くバイクにも乗れずさっぱり・・・ということもあり、この良い季節を逃してはと、財布には厳しいけれど思い立って突然の出立となりました。

前回のツーリングは走ることに主眼を置きすぎ、宿と食事そして温泉に恵まれず、内容的に少し不満の残る旅となってしまったので、今回はもう少し走り以外にも楽しもうと、目的地は近場を選択。

今年の初めにカブで訪れた指宿を拠点に、大隅半島をぐるっと走ってみる事にしました。お宿も前回と同じく指宿にあるゲストハウス『ライダースイン指宿』さんに2泊ともお世話になる事に。

天気予報は初日は曇り、後の二日は晴れ。しかし当日起きてみると小雨模様。起きた早々テンションがた落ちですが、昼からは曇りの予報なので鹿児島では雨が降らないことを祈りつつ出発準備。

10時過ぎに家を出る頃には雨も上がり、雨具を着る事も無く港に到着。いつもお世話になっている『フェリーはいびすかす』に乗船手続き。2輪は予約不可なので毎回乗船できるのかと少し不安を感じる。

3連休初日とあって思いのほか乗船客が多い。貨物船改造の『はいびすかす』はバイク駐車スペースが少ない。本日のバイク乗船は3台。他にバカでかいタンデムの自転車がいて、そいつが無駄に駐輪スペースを占拠し、おかげで最後の乗船となった我がFXRは屋根からはみ出て青天井。雨が降ったら雨ざらし。『片道1万円近く払ってこの待遇かい』とムッ!とする。

11時の出港時は空も幾分明るくなり、この分なら天気は大丈夫かなと楽観的になったのも束の間、錦江湾に入った頃からまたパラパラと雨が降り出し、フェリーが鹿児島に到着する頃には、天気予報も祈りも虚しくしっかり本降りとなる。

覚悟を決めて早めに車両甲板へ降り、雨に濡れた愛車を横目に雨具を装着。電気周りの防水がしっかりしていないFXRで雨中を走るのはかなり不安なのだが、ここまで来たからには走り出すしかない。

午後3時10分、フェリーを下船。目的地の指宿までは約40キロ。順調にいけば1時間ちょいで到着するはず。納車以来雨に濡らした事などなかった愛車も、あっという間にずぶ濡れ。晴れていれば美しいはずの錦江湾の眺めも雨に煙って何も見えず、シールドを付けてこなかったので顔面にバチバチと雨粒が当たり、あっという間にブーツに水がしみ込んで、走り出した早々惨めな気分に。

そして港を出発して約30分、突然ショベルエンジンが不調に陥りプスプスとエンスト。左はすぐ海で路肩無し建物無し。『このタイミングで止まるか!』と頭が真っ白に。幸いすぐにエンジンはかかったが、数百M走るとまたエンジンが吹かなくなり再エンスト。交通量の多い国道なので、とりあえずバイクを押して歩道に上げるが、周囲に雨をしのげる建物も無くしばし途方に暮れる。再度エンジン始動すると今回もすんなりかかったので、とにかく雨のしのげる場所まで辿り着こうと走り出す。吹かないエンジンで騙し騙し走りだすと、少し先に農協の倉庫を発見。これぞ神の助けと軒先に滑り込んだ。

とにかくずぶ濡れの雨具を脱ぎ、缶コーヒーでホッと一息ついて冷静さを取り戻し、トラブルの原因探し。先入観というか思い込みとは怖いもので、古いバイク+雨=電気系トラブルと勝手に思い込んで、配線やコネクターをチェックしたり乾かしたり、結局この場所には1時間半ほど滞在。しかし最終的にエンスト原因は自分の計算違いによるガス欠・・・だったとさ(恥)家を出る時にちゃんと前回給油時の距離はチェックしてたんですけどね。

予備タンクに切り替えると何事もなかったように復調し、また元気よく走り出した時の喜びといったら!つまらぬ凡ミスで大分時間をロスし、軒先を出る頃には周囲は薄暗くなりましたが、気を取り直して先を急ぎ、6時半にライダースイン指宿到着。

雨で身体は冷えるし、ガス欠ショックで精神的にも疲れたので、とりあえず荷物を置いて温泉へ。疲れた心と体に砂蒸し温泉。

夜の砂蒸し温泉は人も少なく静かでなかなか良いものでした。温泉でリラックスした後は、美味い食い物を。しかし宿周辺の居酒屋は連休初日とあってどこも満席。一度宿に戻ってオーナーお勧めの安くて美味い居酒屋を教えてもらい、雨の中を傘をさして徒歩約20分。JR指宿駅近くの居酒屋ポン太さんへ。

昭和な感じで自分好みの良い雰囲気。知らない土地で初めてのお店のカウンターに一人で座り、美味い料理とお酒を頂く。旅情を感じる最高の瞬間ですな。

うっすらと表面を焼いた鳥刺しはフワトロで絶品!串焼きも揚げ物も美味しかった〜。ビールと焼酎お湯割りで今日の疲れも癒され、お会計の値段を聞いて大満足。

ほろ酔い気分でプラプラ歩いていると、往きは遠く感じたのにあっという間に宿に到着。

その後、宿のオーナーに誘われて再度飲みに出かけ、12時過ぎに宿に戻りバタンキュ〜でした。

 

 

 

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秋の長雨

 

秋晴れのツーリングから種子島に戻って約二週間、帰島翌日から今日まで太陽は一度も姿を見せず梅雨も顔負けの長雨続き。締めくくりは台風21号で、通過後の明日からやっと天気予報は晴れマーク。

超大型の台風21号。中心は種子島から遠く離れた東海上にあるのだが、強風域の規模が大きく、その影響で昨晩辺りから雨風共に強くなり荒れた天気模様となっている。

せっかくの週末もこの天気ではバイクも乗れず、家でのんびりNetfllixでも見ているしかない。

 

秋の夜長にはバイクをいじりましょう。最近は夜の気温もぐっと涼しくなり、光に集まる虫も少なくなったので、バイクいじりには最適な季節となりました。

ということで、以前クラッチOHの際に気になっていた、クラッチハブ周辺の交換作業を行いました。

ついでにこちらも摩耗と歪みの酷いプレッシャープレートも交換。

ディスクとの接触面は摩耗がひどく、面も歪んで要交換。

クラッチハブを脱着するには、コンペンセーターナットとクラッチハブセンターナットを外さなければならない。

左側のでかいナットがコンペンセーターナット。コンペンセーターとは機械式のトーションダンパーでクランクシャフトの回転をプライマリーチェーンに伝える際のショックを和らげている。

コンペンセーターナットを緩めるには、ナットの共周りをチェーンとスプロケットに噛ませて止めるロックツールと、クラッチハブとハウジングの共周りを止める為のロックプレートが必要。

ハーレーをいじるには、いろいろと特殊なツールが必要で、部品代以上に特殊工具代の初期投資がかさむのが痛いところ。他に使用用途の無い割に値段が張るモノが多いので、時間に余裕があって参考になるものがあれば自作したいところだが、結局こういった特殊ツールの値段って時間&手間暇短縮代金ですね。

プレートをセットするとこんな感じ。これでセンターハブとアウターシェルがロックされるので、チェーンロックと併用でセンターナットが緩めることが出来る。ちなみにクラッチハブセンターナットは逆ねじで、両ナット共にインパクト等の使用はNGらしい。

コンペンセーターナットは滅茶苦茶固く締まっていた。規定締め付けトルクが80〜100ft.lbsなので凡そ120N.mくらいだが、とてもその程度の固さではなかった。クラッチハブはセンターナットを外してもシャフトにテーパーで勘合されているため外れないので、プーラーを利用しとり外す。

外したクラッチハブ左と、新品ハブ。旧ハブはローラーベアリングの奥でハウジングと接するシュー部分も全てリベットから外れてボロボロ。

旧ハブのスタッドは段付き摩耗が進んでガタガタの酷い状態。ここをクラッチディスクがスムースにスライドしないと当然クラッチの切れは悪くなる。このハブもダメダメですね。

新品ハブを組み付け、取り外しと逆の順序で組付け。トルクレンチを使用しコンペンセーターナット、クラッチハブセンターナットを締め付ける。ちなみにクラッチハブセンターナットの締め付けトルクは50〜60ft.lbs、約70〜80N.m

早速、試乗、試運転と繰り出したいところだが、連日の雨で表に出る事さへかなわず・・・もう雨にはうんざりです。

はやく走りに出かけたいな〜。

 

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修学旅行おじゃりもうせ

 

西之表市が推進している種子島グリーンツーリズム。

他県からの修学旅行を誘致し、島の自然と触れ合い地元の人たちと交流し、夜は一般の家庭に宿泊してもらい島の暮らしを体験する。都会の民泊とはまた違う形の島での民泊体験。今年から我が家も民泊受け入れ家庭として登録させてもらい、今週わが家初の修学旅行生を受け入れさせて頂きました。

たったの一泊とはいえど、スケジュール確認、送迎、食事などなど、何かと忙しいものです。

今回うちに宿泊してくれたのは、広島からの高校生、ネネさんとモエカさんのお二人。

体育会系の礼儀正しいチャーミングな女の子達でした。

うちの娘と同じ高校2年生。夫婦二人だとめっきり静かな我が家も、この日は4人で賑やかに夕食を囲みました。やっぱり若者が家にいると家の雰囲気も華やぎますな。

翌朝は近所の畜産農場にお願いしてウシさんの餌やり体験。都会育ちの二人は、こんなに近くで牛と触れ合うのも初めての体験で、大きな牛の迫力にちょっと戸惑い気味。

恐る恐るへっぴり腰な餌やりに、見ているこちらが苦笑。

たったの一晩、短い時間だったけれど自分達も修学旅行の一幕に楽しくご一緒させて貰いました。種子島が二人の良い思い出となっていれば幸いです。

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FXRで秋のツーリング

 

体育の日の3連休を利用してFXRでは初の長距離ツーリングに出掛けてきました。

納車から約半年、ようやく少し慣れてきた気もしますが、島内では遠くまで走っても100km程度。特に大きなトラブルもなく調子は良い感じ。エンジン、電装関係共に今すぐ修理、交換が必要な個所は特に見当たらない。とはいえ35年前のショベルヘッド、これまでの履歴も、修理、修復箇所も細部までは判らないので泊りでの長距離ツーリングへ出かけるには、それなりの覚悟は必要。

ミッションのメインシャフトからのオイル漏れはあるが、さして酷いものではないのでまめにミッションオイル量の確認を怠らなければとりあえず走るのには問題ない。

予期せぬワイヤー切れやら、電装系特にレギュレーター関係のパンクなど心配しだせばきりがないので、事前のチェックだけはしっかりして、後は腹を決めて出発するのみ。ある程度のトラブルには対処できるように、最低限の工具は持参する。

連休3日間の天気予報は晴れ、無事にノントラブルで帰って来れるよう祈りつつ、いつもの様に11時出港のフェリー『はいびすかす』に乗り込むべく港へ出発。

鹿児島までは3時間半の船旅。前回、前々回共に往きの船は雨模様で、景色を楽しむこともなく退屈な船旅でしたが、今回は海も空も真っ青な快晴。大隅半島佐多岬、開聞岳も綺麗に見えて清々しく風景を堪能し退屈することなく快適な船旅でした。

鹿児島到着は午後3時。もう少し出港時間が早ければ1日目の時間を無駄にする事無く有効に使えるのだけれど。

初日の宿は熊本県八代市。高速で距離を稼ごうかと思ったのだが、やはり高速道路は単調な景色と単車の振動で何の面白みも無く20分程でギブアップ。美山ICで下道に降りてR3を北上。これまた面白くない地方幹線道路。阿久根辺りで海沿いに出てようやく気持ち良く走れるようになってきた。秋は日の入りが早く途中の水俣辺りで日が暮れた。8時半に八代到着。宿もこれまた国道沿いにある何の面白味もないビジネスホテル。朝食付きで3900円なので文句は無いですが、早々に寝て早朝に起きて朝食を済ませて出発。

宇土半島先端の三角から天草五橋を渡って天草へ。連休二日目の朝は反対車線の熊本行きの車が混雑。逆の天草方面行は空いている。朝日に照らされた穏やかな有明海が美しい。

三角〜大矢野島〜上天草〜下天草とのんびり快適にクルージング。ショベルエンジンもご機嫌麗しくドコドコと気持ちの良い排気音を奏でながら秋の天草路を駆け抜けていきます。

下天草の鬼池港から島原半島口之津へフェリー乗船。

11時過ぎに島原半島上陸。秋と言えども日差しがギラギラと厳しく、半袖で走っていても暑いくらい。そこから雲仙温泉へ向かう山ルート。道幅狭く急カーブ急勾配でロー&ロングの我がFXRは不得意で、後続のバイクにはどんどん追い抜いてもらう。標高が上がると共に気温が下がり、湯けむり漂う雲仙温泉では肌寒いくらい。

雲仙普賢岳を望む展望台から平成新山を望み、見慣れた桜島とはまた違うゴツゴツした火山の荒々しさに息をのむ。

雲仙からは島原半島北側へ一気に海をめがけて駆け下る風景が、鳥取県の大仙から日本海へ駆け降りる風景に重なる。標高が下がると共にまた気温がグングン上がり、海岸に出る頃には暑い暑い。

一度走ってみたかった、何かと話題の諫早湾を横断する諫早湾干拓道路。

とにかく長〜い直線、向こう側は東彼杵郡。この辺りでお昼となり腹も減って来たのだが、走れども走れども食堂が無い。バカでかい道の駅に入ってみると、連休中日とあり人人人。道の駅というのはどこへ行っても似たような造りで面白味が無く何も食わずに退散。そのまま北上し人生初の佐賀県入り。鹿島市にてチェーン店のちゃんぽん屋さんにて遅めの昼食をとりホッと一息。朝から殆ど走りづめでくたびれた。東彼杵の鹿島側から大村湾へ抜ける途中に温泉を発見。

源泉かけ流し露天風呂もある良いお湯でした。昨晩もビジネスホテルのユニットシャワーだけだったので、しばし足を延ばしてくつろぐ。やっぱり温泉は良いわ。

しばし休憩した国道沿いのコンビニで見た諫早湾に沈む夕日がきれいでした。夕食を食べに行った蕎麦屋でふと看板を見上げると、そこには看板を照らすライトにウジャウジャと群がるカメムシの大群。これがニュースで見た九州で大発生しているカメムシかと鳥肌立ちながら周りを見渡すと、そこら中カメムシが飛び交っている。こりゃかなわんと退散するも、走り出してからも顔にバチバチと突撃してくるカメムシの猛攻は最悪でした。

2日目の走行距離、約300Km。ノントラブルにて思いのほか快調。

2泊目の宿泊も、行き当たりばったりの旅では一番簡単に宿泊できる、前日と同じビジネスホテルチェーンと決定。周囲には地元の美味いものとちょっと一杯などという居酒屋も無く、宿の人や同宿者と語らう事も無く、部屋に入ってもすることも無く、なんとも味気ない事この上なし。今回の旅の反省点となり次回からは民宿等に泊まろうと心に決める。

翌朝は5時起床。島原半島北部の雲仙市から鹿児島までの長距離移動となるため夜明け前の6時に出発。早朝の凛とした空気の中、愛機と共に走り出し、夜明けと共に左に有明海が姿を現す。正に『ツーリング最高』な瞬間。

午前7時前には島原城に到着。島原城は模擬城ではあるが破風の無い特徴のある造りなので、ゆっくり散策してみたかったのだが、フェリーの時間があるので遠目に見ただけで先を急ぐ。

途中朝焼けに照らされた雲仙の美しさにしばし見とれる。

鬼池港から天草へ渡り、牛深〜長島〜鹿児島へは17時に到着。

総走行距離800Km。恐れていたトラブルも無く無事に走り切ってくれました。今回のツーリングでバイクの癖なども分って来たので、やっとFXRが体に馴染んできた気がします。

 

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