1日目の宿泊地は長崎県西彼杵半島北端、東シナ海に浮かぶ小島、崎戸。
西彼杵半島とは大島大橋を介して橋でつながっているので、島ではあるが陸続き。
民宿到着時にはとっぷり日も暮れていたので、小さな湾に面したひっそりした港町であること以外は判らず。
前夜の寝不足もあり、風呂と夕食を済ませ部屋に戻った後はバタンキューで翌朝まで意識無し。
ぐっすり眠ったお陰で目覚めすっきり、朝食前に宿の周辺を散歩してみる。
天気は快晴とは言えないが、もやがかった晴れ。日曜日の朝6時半頃なので車通りはなく、早朝のひんやりした空気の中、岸壁から釣り糸を垂れる親子連れがちらほら。
同じく島に住み海は毎日見てはいるが、港の風景もところ変わればで雰囲気はずいぶん違う。
港町な雰囲気が漂う、表通りから1本入った旧い通り。
港町といえば猫。
旅先で犬や猫を見かけると、我が家の愛犬、愛猫思い出されるのです。
昼食がどうなるか分からないので、朝食をたらふく頂いて、8時に宿を出発。
今日の目的地は阿蘇。時間があれば海沿いに平戸や唐津方面も周ってみたかったのだが、時間的に厳しそうなので、九州西部から中央部までは高速を使って時間短縮。
佐世保から西九州道〜長崎道〜鳥栖ジャンクションから九州道で南下、広川インターで下道へ。
1時間半ほどの高速運転でしたが、同じ姿勢で淡々と走る高速は非常に疲れる。それと老化現象なのか、スロットルを握る右手の痺れが酷く、長くハンドルを握っていられない。なので10分ほど走ったら一度右手をハンドルから離さないと痺れで手の感覚がなくなる。これはモトグッチに限らず、FXRでも同じなので、自分の身体的な問題なのかもしれない。
そんなこんなで、高速を降りた頃にはぐったりするほど疲れてコンビニで小休止。下道に降りてホッとしながら、その先国道442号線を東進し市街地から離れ、穏やかな田園風景から山間部へ。この辺りからすれ違うバイクも多くなり、連休らしい光景。
九重、阿蘇の西の玄関口、小国町に到着する頃には、バイカーと行楽客で辺りはごった返し、周辺の食堂はどこも一杯。ゆったりした昼食は諦めてコンビニで済ませ、ライダーの聖地と言われる九重、阿蘇周辺を堪能するべく走り出す。
多くのバイカーが訪れる瀬の本高原へ行ってみるも、あまりの車とバイクの多さに素通り。次に訪ねた景勝地として有名な大観峰もこのありさま。
車とバイクでごった返し、えらい事になってました。しかしながらやたら台数が多いだけで、大して面白いバイクは見当たらず、加えて気温が低く寒いので、長居せずに早々に退却。
大観峰から一度下界におり、阿蘇登山道路でまた山の上へ。山上は霧がかってやはり寒い。
草千里ではおっさん一人、馬に乗って楽しかった。
快晴ならばさぞかし爽快な眺めだろうが、この日の眺望は今一つ。雨が降らなかっただけましか。
山から下りてコーヒー休憩のコンビニ駐車場にて、超かっちょいい車達に遭遇。
自分のツボにドンピシャではまるマッスルカー達です。やっぱり車はこの時代のアメ車が一番カッコ良い。
このダッジ、チャレンジャーなどは、よだれが出るほどカッコ良い。
何でも良いから車を一台貰えるならば、この車が欲しい。
同じくチャレンジャー。オレンジに黒のストライプが決まりすぎです。
上の2台よりは少し年式が古い?と思われるチャレンジャー。
皆さんご存知ポニー。マスタング。
この極悪ルックには何も言うことは御座いません。参りましたのダッジ、チャージャー。
『いいな〜夢があるな〜』と指をくわえながら眺めまわすおっさん。
昨今の省燃費だ環境性能だ快適装備だ自動運転だと、つまらん良い子ちゃん機能ばっかりで全く夢の無いカス車と違い、どうよこの無駄の塊故の潔さと力強さ。
自分達世代の男の子は、車が持つパワーとスピードに憧れたものだ。『車の話を聞きたいな〜』とオーナーを探すもどこにも見当たらず。
夕方5時、南阿蘇村の宿泊先ホテルに到着。熊本の震災時、大規模な土砂崩れで崩落した阿蘇大橋の近くで、未だ通行止めの道路があり、被害の大きさを実感する。
高原の素敵なホテルの佇まいの、当夜の宿。別棟で温泉施設があり、お風呂も充実。2日目の走行距離は317km。
広い温泉で疲れをいやし、併設のレストランでビールと馬刺しを食し、またもやバタンキュー。
今日すれ違ったり見かけたバイクを合計すると、数百台に上ると思うが、結局モトグッチとは一台も遭遇せず。
最近のV7シリーズはモトグッチとしてはかなりのヒットなので、何台かは見かけるかと思ったけれど、新旧含めてグッチは一台も見かけず。まだまだマイナーな存在ですな。