大隅半島ツーリング Pt.1

  • 2017.11.08 Wednesday
  • 20:31

 

先週末の11月3〜5日。思いがけず3連休が取れたので、先月に引き続き島外ツーリングに出掛けました。 

10月はツーリングから戻って以降雨が続いて、しかも台風21号22号と連続で種子島に襲来。週末は全くバイクにも乗れずさっぱり・・・ということもあり、この良い季節を逃してはと、財布には厳しいけれど思い立って突然の出立となりました。

前回のツーリングは走ることに主眼を置きすぎ、宿と食事そして温泉に恵まれず、内容的に少し不満の残る旅となってしまったので、今回はもう少し走り以外にも楽しもうと、目的地は近場を選択。

今年の初めにカブで訪れた指宿を拠点に、大隅半島をぐるっと走ってみる事にしました。お宿も前回と同じく指宿にあるゲストハウス『ライダースイン指宿』さんに2泊ともお世話になる事に。

天気予報は初日は曇り、後の二日は晴れ。しかし当日起きてみると小雨模様。起きた早々テンションがた落ちですが、昼からは曇りの予報なので鹿児島では雨が降らないことを祈りつつ出発準備。

10時過ぎに家を出る頃には雨も上がり、雨具を着る事も無く港に到着。いつもお世話になっている『フェリーはいびすかす』に乗船手続き。2輪は予約不可なので毎回乗船できるのかと少し不安を感じる。

3連休初日とあって思いのほか乗船客が多い。貨物船改造の『はいびすかす』はバイク駐車スペースが少ない。本日のバイク乗船は3台。他にバカでかいタンデムの自転車がいて、そいつが無駄に駐輪スペースを占拠し、おかげで最後の乗船となった我がFXRは屋根からはみ出て青天井。雨が降ったら雨ざらし。『片道1万円近く払ってこの待遇かい』とムッ!とする。

11時の出港時は空も幾分明るくなり、この分なら天気は大丈夫かなと楽観的になったのも束の間、錦江湾に入った頃からまたパラパラと雨が降り出し、フェリーが鹿児島に到着する頃には、天気予報も祈りも虚しくしっかり本降りとなる。

覚悟を決めて早めに車両甲板へ降り、雨に濡れた愛車を横目に雨具を装着。電気周りの防水がしっかりしていないFXRで雨中を走るのはかなり不安なのだが、ここまで来たからには走り出すしかない。

午後3時10分、フェリーを下船。目的地の指宿までは約40キロ。順調にいけば1時間ちょいで到着するはず。納車以来雨に濡らした事などなかった愛車も、あっという間にずぶ濡れ。晴れていれば美しいはずの錦江湾の眺めも雨に煙って何も見えず、シールドを付けてこなかったので顔面にバチバチと雨粒が当たり、あっという間にブーツに水がしみ込んで、走り出した早々惨めな気分に。

そして港を出発して約30分、突然ショベルエンジンが不調に陥りプスプスとエンスト。左はすぐ海で路肩無し建物無し。『このタイミングで止まるか!』と頭が真っ白に。幸いすぐにエンジンはかかったが、数百M走るとまたエンジンが吹かなくなり再エンスト。交通量の多い国道なので、とりあえずバイクを押して歩道に上げるが、周囲に雨をしのげる建物も無くしばし途方に暮れる。再度エンジン始動すると今回もすんなりかかったので、とにかく雨のしのげる場所まで辿り着こうと走り出す。吹かないエンジンで騙し騙し走りだすと、少し先に農協の倉庫を発見。これぞ神の助けと軒先に滑り込んだ。

とにかくずぶ濡れの雨具を脱ぎ、缶コーヒーでホッと一息ついて冷静さを取り戻し、トラブルの原因探し。先入観というか思い込みとは怖いもので、古いバイク+雨=電気系トラブルと勝手に思い込んで、配線やコネクターをチェックしたり乾かしたり、結局この場所には1時間半ほど滞在。しかし最終的にエンスト原因は自分の計算違いによるガス欠・・・だったとさ(恥)家を出る時にちゃんと前回給油時の距離はチェックしてたんですけどね。

予備タンクに切り替えると何事もなかったように復調し、また元気よく走り出した時の喜びといったら!つまらぬ凡ミスで大分時間をロスし、軒先を出る頃には周囲は薄暗くなりましたが、気を取り直して先を急ぎ、6時半にライダースイン指宿到着。

雨で身体は冷えるし、ガス欠ショックで精神的にも疲れたので、とりあえず荷物を置いて温泉へ。疲れた心と体に砂蒸し温泉。

夜の砂蒸し温泉は人も少なく静かでなかなか良いものでした。温泉でリラックスした後は、美味い食い物を。しかし宿周辺の居酒屋は連休初日とあってどこも満席。一度宿に戻ってオーナーお勧めの安くて美味い居酒屋を教えてもらい、雨の中を傘をさして徒歩約20分。JR指宿駅近くの居酒屋ポン太さんへ。

昭和な感じで自分好みの良い雰囲気。知らない土地で初めてのお店のカウンターに一人で座り、美味い料理とお酒を頂く。旅情を感じる最高の瞬間ですな。

うっすらと表面を焼いた鳥刺しはフワトロで絶品!串焼きも揚げ物も美味しかった〜。ビールと焼酎お湯割りで今日の疲れも癒され、お会計の値段を聞いて大満足。

ほろ酔い気分でプラプラ歩いていると、往きは遠く感じたのにあっという間に宿に到着。

その後、宿のオーナーに誘われて再度飲みに出かけ、12時過ぎに宿に戻りバタンキュ〜でした。

 

 

 

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