活字中毒

  • 2008.09.27 Saturday
  • 12:41
30代も半ばを過ぎた現在、活字中毒である。
いつも本を持ち歩いて、常に身近に読むものが無いと落ち着かない。

10代から20代にかけては音楽中毒だった。
給料袋を開けるのはレコード屋、四六時中音楽ばっかり聴いていた。
それが家庭を持ち子供もできると、次第に日々の生活から音楽の占める比率が少なくなってきた。
現在ももちろん音楽は好きだが、聴く音楽の趣好も以前とは変わってきているし、それに対する探究心や新しい音に対する柔軟性もなくなっている。
仕事中に聴いていた音楽も、今ではあまり聴かなくなった。
静かな無音の環境に気分が落ち着く自分に驚く。

音楽の占める率が少なくなったのに反比例するように、それに対して本を読む時間が多くなっている。
新品で本を購入する事は殆ど無く、もっぱら大手の古本屋。
缶コーヒー一本よりも安い値段で本が買えるので、しばしば立ち寄ってはまとめて数冊購入する。
値段が値段なので内容が面白くなくてもあまり気にならない。

自分は本やCDを借りたりするのは好きではない。
図書館やレンタルショップもたまに利用はするが、気に入った本やCDは手元に置いておきたい人間で、ずらっと並んだ本を眺めて、たまに思い出したように読み返したりするのが好きだ。

種子島へ行ったら本の調達に難儀しそうだ。
まあ本屋はあるだろうし、新品の本や古本でもネットで買えるご時世ではあるが、古本屋が好きで、ずらっと並んだ本の中から選ぶ楽しみは諦めないとならないかもしれない。
古本屋あるのかな?

友人

  • 2008.09.26 Friday
  • 00:43
人間36年も生きていると、当然これまでに様々な人と出会ってきた。
いったいどれだけの数の人達が自分の人生を通り過ぎて行ったのだろう?
数えた事も数えてみようとも思わないが、ちょっと関わりを持っただけの人をも含めると、結構な人数になるのだろう。

そのトータルでの割合でいえば、今では関係の切れてしまった人8割、合うことはないが年賀状のやり取りくらいはする人1割、今現在も実際に顔を合わせる関係の人1割、というところか。
その1割の中でいえば、仕事の関係、趣味の関係、家族の関係などの知り合い、そして友人。

知り合いは結構多いと思う。
でも単に知り合いというのではなく、本当に気心の知れた親友となれば、自分の場合片手にも満たない人数かもしれない。
自分の場合、相手が自分と物事の見方や価値観が似ていないと、ある程度以上の関係になろうとは思わない。
基本的な喜怒哀楽の感情に対する感覚、それに加えて人生観、倫理観、好悪の対象、恥の感覚、美的感覚などが、ある程度以上合致しなければ親友とまでにはなれない。
そうでなければ、どこかで一線を隔てそれ以上は深入りはしない。
自分はそれで良いと思っている。

流行のSNS上での”顔を見たことの無い友人”などという感覚は、自分には理解できない。
んなものは全く必要ないし、SNSでの友人の数など実生活での孤独さの裏返しでしかない。

人見知りではないが、誰とでも仲良くできるタイプの人間ではないし、いろんなものに対する見方や感じ方などの価値観も偏っている。
TVも見ないし携帯のメールも無い。
上っ面だけの友達付き合いなど、この歳になれば必要ない。
まあ世間でいうところの偏屈な奴なんだろう。

そんな自分の数少ない親友(自分が思ってるだけかもしれんが)の一人に先日合いに行った。
彼とは10年程前にひょんな事から知り合い、知り合った当初はこんなに長く友達関係が続くとは夢にも思わなかった。
しかし縁とは不思議な物で、いまだに仲良くさせてもらっている。
お互いに知り合ったのは大阪だが、その後すぐに彼は大阪〜東京〜岡山と住まいは変わり、そして休みも合わないので、一緒に遊びに行った事もあまり無ければ、飲み歩いたりした記憶も殆ど無い。
年に1〜2度こちらが訪ねたり、大阪に来たついでに顔を合わす程度の関係だ。
であるが、彼の温和な性格と、その裏に潜むヘンなもの好き、センスの良さ、その他いろんな話が出来る数少ない親友として、自分の中では確固たる地位を占めている。
なんか”人間としての波長が合う”と自分で勝手におもっている。

今回彼を訪れた理由は、自分の口から移住の事やそれに対する思いを直接伝えたかったからだ。
かっこつけるわけでは決して無いが、電話やメールではなく自分の言葉として伝えたかった。
同世代の人間として、どう感じるのかも聞いてみたかった。
お互い結婚もし、家庭を持ち、仕事での責任も増え、昔のように自由ではなくなってはいる。
日々の生活に追われていると、なんだか分からない内に時間ばっかりが過ぎていく。
お互いに共通した感想だ。
だからこそ、ただぼんやりと毎日を無為に過ごすのではなく、自分が心地よいと感じるものに向かって生きて行きたいと思う。
そんな思いを、ゆっくり顔を合わせながら話してみたかった。

一度きりの人生、もう折り返し地点だしね。

そして彼が語ってくれた夢に対して、自分は何も出来ないけれど心から応援したいと思う。
いいセンスしてるんだから自信もってやりなはれ!

”毎日、毎日があっというまやね”
”最近、親の優しさが心に沁みる”

次の日が仕事にも関わらず、遅くまで付き合ってくれた友人と、いつも暖かくもてなして下さる彼の母御に感謝の意を込めて。

いつもありがとう。

種子島で感じたこと

  • 2008.09.17 Wednesday
  • 09:59
種子島から帰ってきた。

あまり天候には恵まれなかったが、島の海、波、人、自然どれもが素晴らしく、島ののんびりしたリズムの生活に心も身体も洗われた気がする。
旅行で訪れるのと住むのとではまったく違うということは重々承知しているが、それを差し引いたとしても、自分の印象として、ここでならやっていけそう、ここに住んでみたい、と思った。



島にいたのはほんの数日だったというのに、大阪に着いて空港からのバスを降りると、いきなりの人と車の多さと喧騒にげんなりさせられた。
島の人が”大阪で車運転した時は寿命が縮まった”と笑いながら言っていたのが思い出される。たしかに島ののんびりした運転しか経験が無ければ、大阪市内のオラオラ運転は狂気の沙汰にしか思えないだろう。
普段車の運転が大嫌いで仕事以外では車に乗らず、自家用車も持たないそんな自分でも島でのドライブは最高だった。
みんなゆとりを持って運転していたし、運転中にいやな目にあった事も皆無だった。

今回の旅は、移住に先駆けての下見ということで、種子島の移住支援センター、通称サポセンの方に協力頂きました。
住宅や仕事、それから島の施設などに関する情報など、何も解らない自分に対していろいろ親切に対応して頂き非常に助かりました。

住宅に関しては、西之表市が移住者向けに斡旋してくださる住宅を何件か案内して頂きました。
程度は住宅によって差はあるものの都会に住む者の目から見れば、土地の広さ、住居面積、どれをとっても今の住環境とは比較にならないほど素晴らしく、広さ的には家族3人には広すぎて余りあるほど。
周囲の環境も、海は近く緑も多くそして静かで、まさに自分の理想とするところ。
家の敷地内を歩きながら、ここをこうして、あそこは菜園にしてなど考えるだけでも楽しくて夢が広がりました。

子供の学校や通勤の事も考えて、地元の方の意見を伺いあまり不便なところはパスさせてもらったので、今回見た物件に関しては学校も近く、利便性に関しても市内中心部から車で15分程度と問題ないので、移住当初に住むのであれば理想的ではないかと感じました。

こんな素晴らしい環境で子供が育つ、育てられるというのは、それだけでも後の自分の人生において計り知れない財産になるだろうし、子供にとっても素晴らしい経験になると思うのですが。

仕事に関しては、まだ移住が少し先の事なので時期尚早とは思いながらも、一応今回履歴書だけは持参しました。
大阪で募集状況をネット検索し、リストアップした内の一社に、今回お世話になった移住支援の方に仲介して頂いて、一応の面接とお話だけ伺う事ができました。
結果としては、来年移住して来られた時点でまだ求人があればよろしく、との事でかなり良い感触でした。
今回の一社以外にも自分が希望する職種であれば、他にも把握しているだけで5社ほど募集があり、それ以外にも地元の方からお話を聞いた感じでは、移住後に職探しを始めても大丈夫かなと。
就業条件は各社差があるだろうが、やはり賃金は現在に比較するとかなり安くなる。
給料の手取り金額を単純に比較しても10万以上の差があるので、経済的には苦しくなると思うけれど、その辺りは嫁にも手伝ってもらい生活スタイルを工夫するなどして頑張るしかないかな。

幸いな事に我が家では、移住に対しての嫁の協力も得られ、最初は嫌がっていた子供も徐々にではあるが島での生活に興味を表してくれてきている。
今回の島への訪問で、自分の心は”移住してみる”という結論に達し、それへの決心もついた。
あとは来春の移住に向けて残りの半年を、しっかり計画を立てて準備を進めていかなければならない。

10月にもう一度家族と共に島を訪れる予定。
自分が気に入ったのと同じように、家族も種子島を好きになって欲しいな。

行ってきま〜す

  • 2008.09.12 Friday
  • 10:18
今日の昼の直行便で種子島へ。



空港バスの出発時間までまだしばらく時間があるので。

自宅から空港バス乗り場まで徒歩5分で行けたり、20分毎にバスがあったりと、こんな時都心生活の便利さを感じたりするのだが。

今回は単なる旅行ではなく、これからの将来へ向けた大事な一歩になるかもしれない旅でもあるし、今回の訪問でお世話になる種子島移住サポートセンターの方や、役場の方、その他にも初めてお目に掛かる方々もいるので、楽しみではある反面、少し緊張気味。

心配した天気も思ったよりは悪く無さそうだし。
少し早めのバスに乗って、空港の展望ロビーで飛行機でも眺めて旅気分を盛り上げよう。

では行ってまいります。

種子島へ

  • 2008.09.11 Thursday
  • 12:48
いよいよ明日から待望の種子島トリップ。

週末は台風の影響が出そうですが、とにかく今回は島の息吹を全身で感じてきます。
天気はあまり良くないかも知れないけど、物は考えようでタイフーンスウェルの入った種子島の波を見れるのはラッキーだし。
できるかどうか分からないけど一応サーフボードはもって行きます。

今回はまず自分一人で島中を時間の許す限り探索したいと思います。
まだ地理的なものや雰囲気など分らない事だらけなので。
住みたい場所の候補地選び、仕事や学校に関する情報収集など、大まかな範囲でやってみます。

家族に良い報告ができますように。

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