新しい職場で働き始めて約2ヶ月。
だいぶと職場の雰囲気にも慣れてきて、毎日楽しく仕事に励んでいる。
とはいうものの、こちらで使われている車の状態のファンキーさというか、あまりのボロさには未だにカルチャーショックを受けている毎日である
前にも書いたが、こちらには排ガス規制やら流入規制やらというややこしい物は無い。
しかしココには潮風と強い日差しという車の大敵がある。
写真のトラックは、決して特別ボロいという訳ではなく、この島で使われているトラックの状態としては普通の状態です。
車検を受けて納車前の状態だから、このトラックにとっては1年のうちで一番綺麗な姿なんですけどね。
都会ではこの型のキャンターのしかも4駆なんて見ることは無いだろう。
キャビンの内部とエンジンはこんな感じ。
さっび錆!スクラップ置き場の車じゃないぞ!!現役だぞ!!
当然クーラーのコンプレッサーなんて100年前にご臨終・・・
いまどき大阪ではスクラップ屋でもココまで酷い状態の車は見んわな。
錆の上から何重にもシャシブラックを塗りたくられているから、船みたいな塗装状態。
サイドバンパーも間違いなくもうすぐ折れます。
リアのバンパーなんてかろうじて付いてるだけって感じで、何かに当たったらこれも間違いなく折れます。
せっかく積んでいる消火器も近日中に行方不明になることでしょう。
フロントに張ってある『危』マークが笑えます。
確かにこのトラックは『危険』です
前の職場で見ていた魚屋の車の錆でさえ以前は酷い錆だと思ったものですが、こっちの車に比べれば新車に付いたヘアスクラッチみたいなものですわ。
こんなオンボロだけど、毎日黒煙吐きながら頑張って走ってる車を見ると、『頑張ってるよな〜、俺も頑張ろ!』って思うのは僕だけでしょうか?
車を修理していても、あまりのボロさに毎日笑いの連続です
先日も他所で車検を受けた4tトラックが、走行中にブレーキが全く効かなくなったとうちに連絡があり、出張でトラックを見に行くと、ブレーキラインが腐食してパイプに空いた針穴からピーっとブレーキオイルを噴出していました。
当然ブレーキはスッカスカ。
信号が無く交通量が少ない島だから良かったものの、よくこれで事故にならなかったものだと妙な感心をしてしまいました。
そしてそのままうちの工場までサイドブレーキのみの状態で走って帰れるってのがまたすごいんですけどね。
都会の環境では考えられない事の連続で、毎日仕事が楽しいですわ