先週あたりから天気がぱっとせず、季節外れの暖かさと雨が続く種子島。
先日正月を迎えたと思ったら、あっという間に1月も半ばを過ぎ、この調子で今年もあっという間に過ぎ去って行くんだろうな、などと思う今日この頃。
今年の成人の日を迎え、そして今年で満40歳を迎える自分に気づいて『あ〜あれから倍生きたのか〜』と感慨深く、しかしながら20年前の成人の日の事を、ついこの間の出来事の様に感じ、そして思い出す事ができる。
今思えば、無分別で思慮が浅く、無鉄砲で場当たり的で、青かったな〜と感じる、こっ恥ずかしい事ばっかり。
その頃に比べれば、多少感情をコントロールできる様になったり、行動を起こすのに慎重にはなったけれど、でも本質的な部分は変わっていない気もする。
あと20年後といえば、なんと60歳!!でもこの先の20年はこれまでの20年よりも、もっと早いはず。
悔いの無いように一生懸命生きよう。
この前の日曜日、朝からどんより曇って冷たい雨模様。
今から思えば、最初から嫌〜な1日でした。
せっかくの週末なのに、飛行機も飛ばせずがっかりしながら、仕方がないので先日購入したエンジン機のエンジン始動テストをすることにしました。
エンジン機というのは、エンジンを始動させる為に用意するものが多く、これまでの電動機の様に、バッテリーさえ用意すれば即飛行OKというわけにはいきません。
模型用小型エンジンとしてよく使われるのが、グローエンジンと呼ばれるエンジンで、一般的なガソリンエンジンとは混合気への点火方法が違います。
電気によって火花を飛ばすガソリンエンジンとは違い、グローエンジンは始動時のみ熱線コイルが内蔵されたグロープラグに外部から電気を送り、それを赤熱させる事で混合気に点火します。
始動後は燃焼熱でコイル自身が赤熱するため、エンジンは回り続けます。
当然燃料もグローエンジン用の専用燃料が必要。
そして始動時にグロープラグに電気を送るグローヒーター、燃料をタンクへ送る為の燃料ポンプ、そしてプロペラを回転させてエンジンを始動させるスターターも必要になります。
と、これだけの補器類も準備し、後は燃料を入れれば簡単にエンジン始動のはず(オークションの説明では)だったのですが、なぜかその日は最初から歯車が噛み合わない日だったのでしょう。
燃料をポンプを使って注入口から注入するも、まったくタンクに入って行く様子がなく、おかしいな〜と思いながら、なおも注入を続けていると、機体の下からボタボタと燃料が溢れてきた。
『なにコレ〜』とホースの先をたどって行くと、機体内のタンクへ接続されているヒューエルホースがタンクとの接続部分で破れそこから漏れた燃料が、機体内で溢れかえって外へダダ漏れ。
ホースを付け替える為にサーボを外し、燃料まみれの機体内部を掃除し、新しいホースを付け直し、再度燃料注入。
グロープラグにグローヒーターを接続しヒート開始。
グローヒーターの説明書では、ヒート開始で緑のインジケーターが点灯と書いてあるのに、何もつかない。
試しにスターターでプロペラを回してみても全く始動する気配なし。
プラグが悪いのかヒーターが悪いのか?なんだかんだ30分ほど悩んだ末、結局プラグのコイルが断線してました。
そのダメなコイルを無理矢理アースさせたらなんとか赤熱したので、そこでようやくエンジン始動。
あれやこれやのグダグダで、作業開始から2時間も経ってました・・・
エンジンがかかってからも、セッティングが分らず何度もエンスト、その度にプラグを外してコイルをつついて、おまけに周囲も自分自身も飛び散った燃料でベトベトになり、エンジンがかかった嬉しさもなく心底ウンザリ。
そして上の写真を撮った後に事故は起きました。
写真でも分かる様に回っているプロペラは見えなくなっているのです。
エンジンがかかってからずっと注意はしていたのですが、かなり気が散漫になっていたのでしょう。一瞬その事を忘れ、その奥にあるエンジンに触ろうとした瞬間、右手の人差し指から薬指までをプロペラに巻き込んでしまいました。
3本の指の感覚がなくなり、ズバッと切れた傷口が見え『やっちまった〜』と思ったが、時すでに遅し。
そしてその後、とりあえずその場にあったテープで止血している最中、そのまま失神してしまい、寒さで気がついた時は、庭で大の字に寝っ転がって頭に大きなタンコブが出来てました。
幸い傷は大した事も無く、すでに回復に向かっていますが、自分の不注意が招いたバカな事故で、散々な日曜日でしたとさ・・・