毎年春の1大イベント種子島ロケットマラソン。
27回目の開催となる今年も、自分はハーフで参加しました。
娘と嫁は『最近体重増えた〜ダイエットせな!』などとぬかすくせに『今年はしんどいから止めとく』と不参加。
というわけで5回連続出場は僕のみとなりました。
例年はカラテ道場の仲間と共に出場していたのですが、今年は道場生の人数が減ったのと、都合のつかない人もいたりで、結局フル、ハーフでの参加は僕一人となってしまい、なんかモチベーションも上がらず、申し込み締め切り直前まで参加するかどうしようか悩んでいたのですが、種子島で唯一の友人マイクと飲みに行った席で『ハーフなんて誰でも走れるし、たのしいよ〜』と長距離未経験の友人をそそのかし、共に出場する運びとなりました。
そんなこんなで、今年は練習を始めたのが2月に入ってから。
走るのの何が嫌って、一人で黙々と走るのがただしんどいだけで全然楽しくない。
なので週末に友人と共に、最初は10キロから、翌週は15キロ、最後に20キロと徐々に距離を長くして練習。
2人で喋りながら走ると距離も時間も経つのが早くて、つまらん練習もまだまし。
マラソン当日の昨日は、天気も快晴、気温も暖かく走るのには絶好のコンディション。
ハーフスタート地点の中種子町までは、友人の車に便乗させてもらいました。
これまではスタート時刻10時の2時間前には会場入りしていたのですが、今年は到着したのが9時10分。
受付を済ませて着替えたりゼッケンをつけたりしていると、『選手の方は9時35分にはスタート地点に移動してください』と放送があり、荷物を預けたりトイレに行ったりドタバタしながらスタート地点まで移動。
今年のハーフ出走者は248人。
本気モードの人は1割程度、他ほとんどが和やかムード。今年はカラテ着で走るのは僕だけ(悲)
僕としては去年の記録2時間4分を破り、できれば2時間の壁を切りたいところですが、なにせ練習開始が1か月前の付け焼刃。
でも頑張れるだけ頑張ります。
午前10時に火縄銃の号砲と共にスタート。
ゴールの宇宙センターに向けてひた走ります。
これまでの経験から、終盤に追い上げることは不可能だと分かったので、今年は序盤から少しペースを上げて走りました。
かなり調子よく5キロ地点を通過、10キロ地点通過タイムが45分。
『ちょっと飛ばし過ぎかも』と思っていたら、この辺からペースが上がらなくなってきました。
とその矢先、はるか後方にいるであろうと思っていたマイクに追い抜かされ大ショック!
しばらく付いて行きましたが、徐々に差が広がっていきます。
その後14キロ付近からコース最大の難所『ダッチェの坂』に入り、長い急こう配を登り切った頃には疲労度マックス。
マイクの姿が視界から見えなくなりました。
長い上りの後は長い下り坂。ここで楽だからと飛ばしてしまうと、すでに疲れた足が残りの3キロを走れなくなります。
押さえながら駆け下りて、ラスト3キロは時計の針と追いかけっこ。
ラスト3キロ地点通過時刻が11時30分。
しかしながら我が足はすでにつま先の感覚は無く、太ももからふくらはぎは棒のようで、とにかくしんどく走っているのもやっと、風に吹かれればふらつく状態。
でもここまで来たからには『キロ10分で走れば2時間切れる』と念じながら、とにかく止まらずに『走れ!』と気合を入れながらゴールを目指しました。
宇宙センター前の坂と、宇宙センターに入ってからの登りを歩く速さと変わらぬ速度で何とかクリアし、最後のゴールまでの下
りを最後の力を振り絞り駆けました。
で、今年のタイムは、1時間56分48秒
3年目にして念願の2時間切れました!
初ハーフのマイクは僕より4分早くゴールし1時間52分で完走。
あれ〜、こんなはずでは無かったのにな〜
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